吐血祭り

一昨日、息子くんに勉強を教えてたらいきなり吐血。
30分ぐらいずっと吐血が続いて、貧血っぽいフラフラ状態にw

そして今日も夕方にかなりの量の吐血が続いて、さすがに救急へ。
でも救急で来たものの気管支の周りに癌があるので吐血はやむを得ないとのこと。
特にどうする事も出来ないそうです。
血流が良くなるのでお風呂に入ったり、お酒を飲むのを止めましょうとのこと。
まじか…。この2つが今の生き甲斐なのに…(号泣)

とりあえず血圧も酸素も大丈夫だったので自宅へ。
確実に吐血の量が増えているので癌が進行しているとしか考えられない。
明日は朝一番に病院に行って2ndLineの治療をすぐに行ってもらう様に依頼予定。

そして家に帰ってきたら母親が帰っていて、青ざめた顔で玄関に駆け寄ってきて「大丈夫なん?」

トイレで血を吐きまくって流さずに出たので、それを見てびっくりしたそうです。
家に帰ったらトイレに大量の血が溜まっていて、誰もいないって想像したら確かに怖いw

これから吐血した時のトイレは流し忘れないようにしたいと思います。押忍!

セカンドオピニオン

今日はセカンドオピニオンに行ってきました。
かなり良い先生に出会って自分の病気を詳しく聞けて相当勉強になりました。正直、転院も含めて検討。

とは言え、前回にも書いた悩みについては解決せず。今までの実績のある薬「インライタ」を使うか、新薬「オブジーボ」を使うかは誰も解らないみたいですね。
新薬過ぎて何のデータも無いので今日の病院では正式に使用するのは年末か年始あたりで考えているみたいです。しかも制度が整ってないので入院して投薬が出来ないらしいので危険との事です。
(希望者には通院で使用する事は可能。)

1時間ほどじっくり質問をして超すっきり。勉強になりました。
あと、副作用がこんなに無くて元気な人は初めてみたらしく珍しがられましたw

引き続きどちらの薬にするかは1週間悩めるので来週の21日の診察までに答えを出そうと思います。

それともう1つ、わかっていたけど改めてわかったのが「腎臓がんは基本的に治すのは難しい病気」という事。
この病院でも2〜3人しか根治していないらしく、「どれだけ抗がん剤を使って長く生きるか」が大事なんですね。ちゃんと覚悟をしないといけない訳ですが、2008年まで抗がん剤さえ無かった癌なのでこうして薬があって、しかもどの薬を使うか悩めるなんてある意味幸せで恵まれていますね。

今日から1週間の休薬期間。かなり気分も楽になったのでこの1週間しっかり悩ませて頂きます!(とはいえ9割「新薬を使う」で決めているw)

究極の2択

吐血から5日後の今日はようやく泌尿器科の主治医の診察の日。

まずは↓肺のCT画像をご覧ください!

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(*上が最新の画像で、下が7月の画像)
確実に癌が大きくなっております。
他にもリンパなど転移があり、深刻な状況。
このまま進行すると肺の癌から血が出て気管支を詰まらせ、空気が入らなくなり、死んでしまうかもしれないという恐ろしい事を主治医より聞く。いよいよ覚悟をしないといけない事が解る。

癌が進行した原因としてはどうやら今、使っている抗がん剤(スーテントという分子標的薬)が使えなくなったみたいです。
10ヶ月ぐらい使用を目指していたので、かなり早い期間で終了となりました。
抗がん剤はこうして体が慣れてしまい、効果がなくなり使えなくなって行くので腎臓がんでは4〜5種類の抗がん剤があり、1つが使えなくなると次の抗がん剤という様に次々へと薬を変えていくのです。
(なので松原が最初に「余命2年」と言われたのはこの複数の抗がん剤を使用していく期間の事だったんですね。)

松原は今、スーテントという分子標的薬を投与しているのですが、これが使えなくなったら次はインライタという分子標的薬を投与する事になっているみたいです。
ただインライタはスーテントより腎臓がんに効果があるみたいですが、この薬は出血傾向があるので今の松原に肺の転移状況では結構危険らしいです。

そんな暗い話しを切り裂くべく、主治医から良いお知らせが!!!!!!!

なんとずっと前から話していた新薬「オブシーボ」が遂に8月末に認可されたとのこと!!!
(正式にこの病院で使い始めるのは10月かららしい)

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今までの抗がん剤は癌を叩く薬なので副作用もあるのですが、今回の新薬は“免疫”をあげる薬で今までに無い画期的なもの。でもその分、実際どこまで効果があるかは例が無く、この病院も始めて使うので本当にどうなるか解らないとの事。

なのでこの新薬を使うのか?もしくはこのまま抗がん剤(分指標的約)を使うかの究極の2択を迫られる。

主治医も「こればかりは今の段階ではどっちが効果があるかは誰も解らないです」say

新薬と使うか、今までの実績のある抗がん剤で行くか!?
今まで数えきれない程の2択を選択して来たけど、これほど命がかかった2択は初めて!ゲームやったらどんなに気軽に選べるか!?ミスったら死ぬかもしれないなんてゲームか映画の世界やん。

しかし悩む事無く、このタイミングに何か奇妙な縁を感じる。
だって数日前にいきなり吐血して、癌の進行が解り、今日“新薬”が使える事を聞く。
これは運命としか思えない!!!!!!

なので新薬に挑戦する事にします!

しかし新薬は10月からなので今月は今、使っているスーテントという分指標的薬を投与して、しのぐ事になりそうです。(次の分子標的薬インライタを使うと新薬が使えないきまりみたいなので。)

そして脳の転移を明日MRIで調べて、明後日も診察。そこで紹介状を書いてもらって別の病院へセカンドオピニオン!この究極の2択の相談を色んな病院の先生の話しを聞きたいと主治医にお願いをしたのだ!

さぁ、いよいよ緊迫して来た松原の命♪
今後どうなるか乞うご期待!ドンミスイッ!

なりたい自分になる

小林麻央のBLOGをNEWSで見て、このBLOGを思い出して久々の更新!
皆様いかがお過ごしでしょうか?なんとか死なずに生きている松原です!

という事で最後の更新からも変わらず分指標的約という抗がん剤を投与し続けて、幸い副作用も味覚障害や白髪ぐらいの程度で全然平和に幸せな日々を過ごしております。

そして4月から抗がん剤を始めて、3ヶ月目の7月に癌の進行を調べるCTスキャンを行いました。
結果は見事!肺に転移した癌が小さくなっていました!

よっしゃぁぁぁぁぁ〜!!!!!!!!

という事でそこから調子乗ってしまい、癌の影に隠れない様に仕事をちょくちょくとしている忙しい日々。

すると昨日いきなり吐血。(初めて血を吐いたのでテンションあがって写真撮りましたが、さすがにUPすると非難もありそうなので自粛)のどを切ったぐらいかな?と思っていたら何回か吐血が続いたので急遽救急で診察。すると腎臓がんは血が多く出る癌なのでそれが原因では無いかと言われ、明日呼吸器で診察する事になり、とりあえず帰宅。
そして今日の朝9時呼吸器科へ。激混みで診察→検査→診察が終わるまでトータル6時間。
その結果、なんと!肺の癌が進行してて、気管支を圧迫して吐血した事がわかる。しかも肺の転移もいくつか増えてしまったどころか、リンパへの転移もみられて最悪の結果に。。。

肺に転移した癌だが元は腎臓がんなので、肺がんでは無く、これは腎臓がんになるんです。なので呼吸器科は専門外という事で来週の水曜日に泌尿器科で新たに診察となりました。
かなりピンチ!せっかく治るかもって思ってたのに。
人生とは思い通りにならない事ばかり。
ひとまずまた診察結果をご報告します〜♪